『いい人』、やめませんか??
『自己無価値観を持つ理由の第二は、
代償的自己を生きている人が他者に隷従しているからです。
あちらでもこちらでも、気にいられるように、
他の人の気分を害さないようにと、
周囲の人の感情を中心にして行動しているのですから、
自分は他の人ほどの価値はないと
感じられるのは当然のことです。』
(中略)
『本来の自己価値観とは、無条件性のものです。
自分の能力や容貌が劣っていようと、
未熟だろうと、現在のあるがままの自分が
受け入れられ、歓迎されているという実感です。
ですから、「いま、ここ」の自分でいられるのであり、
自分の存在自体を信頼できるのです。』
(中略)
『「偽りの自分」がいくら立派なことを成し遂げても、
それは自分ではないのですから、
「本当の自分」への自信にはつながりません。
だから、客観的に有能であっても、根底は自身欠如の状態なのです。
(中略)
『根源的な自信とは、
自分の存在そのものを信頼するということです。
つまり、自己信頼です。』
こんばんは(^^)
八王子ケンジです。
この文章は、心理学者の根本橘雄さんの
『いい人に見られたい症候群』
という本の一文です。
この一文にはすごく大切なことが
散りばめられています。
僕自身。根本さんが言う、
『代償的自己』
をずっと生きていました。
要するに。
『人の顔色を窺って生きてきた』
んです。
そうして、誰かに認められるため、
誰かに褒められるために、
誰かに必要とされるために、
必死に人にへりくだって生きていました。
昔は。
僕は自分のことが嫌いで、
内面も外見も嫌いだったので、
『自分の全てが悪』
『周りの全てが善』
そういう倫理観の基で生きてきました。
だから。
30歳になるまで、まともな恋人も友達もできませんでした。
何より。
人生、楽しくなかったんです。
あなたはそんな人生送っていませんか??
つまり。
『他人の顔色を窺って』
『他人の機嫌を気にして』
『他人に認められようと必死で』
『他人に嫌われないように必死で』
そんな人生、送っていませんか??
『自分を愛する』
と言う言葉はよく聴く言葉ですが、
そんなカンタンにできるものではありません。
僕自身。
何回、
『もっと自分に自信を持てよ。』
と言われました。
でも、そんなカンタンに自信が持てるんだったら、
誰も苦労しません。
『今日から俺は自信を持った人間に生まれ変わるんだ!!』
なーんて、言っても、
現実はそうもいかず。
『今日から生まれ変わるんだ!!』
そう思った日に、決まって、ミスしたりして凹む。
そんな人生を歩んでいました。
だから何を行動するにも、
常にへっぴり腰でした。
でも。
本当は、根本さんが言っているように、
『いま、ここ』
にスポットを充てて、
目の前の出来事を慈しむくらいの気持ちが必要なんです。
僕は、この根本さんの本を読んで、
衝撃を覚えました。
今まで、それまで。
『自分を否定することでしか生きられなかった人生』
を真っ向から否定されたような。
そんな衝撃を覚えた本でした。
『僕は僕のままでいていいんだ』
そう、思えるようになりました。
前回ご紹介した、
『勝ち続ける意志力』
参考記事⇓
でも書きましたが、
それ一回で人生がまるっきり変わった。
なんてことはありませんでした。
結局迫りくる現実に、何度も何度も打ちのめされました。
それでも。
全てが繋がった今。
この本で受け取った学びが、
礎となって、今の僕を形成しています。
あなたがもし。
『自分に価値を感じられない』
『他人の顔色を窺ってしまう』
というのであれば、
『いま、ここ』
にスポットを充ててみてください。
他人は関係なく。
『自分で自分を愛する行動』
を取ってみてください。
具体的には。
『嫌いなら嫌いのままで行動してみること』
が大切なんです。
『自分には自信がないから』
『自分は要領が悪いから』
そうやって、スタートを切るのを先延ばしにしていたら、
一向に、何も変わりません。
『嫌いなら嫌いのままで』
『自信がないなら自信がないままで』
『要領悪いなら要領悪いままで』
進んでいく、
『覚悟』と『決意』
があなたを大きく飛躍させてくれます。
ありのままの自分を全て受け止めて、
『いま、ここ』
を生きる。
それがあなたを大きく飛躍、成長させてくれて、
自分を愛する、自分に自信を持つ鍵となります。
『いま、ここ』を生きる。
『ありのままの自分』を愛する。
ぜひその先にある未来に向かって、突き進んでみてください(^^)
この本は、本当にオススメです。
特に。『代償的自己』を生きている方には、
絶対に一度は読んで頂きたい本です。
「いい人に見られたい」症候群―代償的自己を生きる (文春新書)
- 作者: 根本橘夫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/10
- メディア: 新書
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最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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