失敗について

失敗した時について考えてみました。




「ああ、失敗したな～。」


と実感した時、心臓をにじり締めるような心の痛みと共に後悔という感情が押し出される。それが次の行動への躊躇を生む。



しかし、時間が経つと、後悔という感情は薄れていき、事実のみが余計な部分を削ぎ落として脳内にデータとして保管される。(ちなみにここでいう余計なことは感情なのかな、と思う。

そして、同じような体験に直面した時にそのデータを取り出して、対策を取れるようになる。


失敗って総じてこんな流れで役に立っているような気がする。


そこで気になったのは、

失敗→実感→後悔→躊躇→削ぎ落とし→保管→対策


このステップのうち、「実感、後悔、躊躇」を省くことはできないのか？

ということです。


これらを省くことができれば、怖いもの無し。どんどん失敗も恐れず行動できるのになぁ、と考えました。


色々考えたけど、やっぱりそれは無理なのかなー、と思います。


そのステップで、痛みがあるからこそ、実感として残り、経験が生きる。


要するに、痛みなくして、得るものなしですね。



唯一できるのは、事実を俯瞰して見つめることだけ。


失敗した・・・

ああ、俺後悔してるんだ・・・


という感じに。


うまいこと言えないけど、失敗した事実ときちんも向き合うことが、正しい失敗の活かし方で、そこで失敗を受け入れまいとすると記憶がこじれて、捻れて、データとして保管される時には改竄されてしまい、失敗が活かされない。それが一番良くないケースなんだと思います。


わかっていても簡単にできることではないんですけどね。