最近の変化
最近、自分の中で、周りで、いろんな変化がありました。
表面上は、あまりよくはないこと。
内面上は、良い考え方の変化がありました。
結論から言うと、お客様やスタッフのことを心から「好き」と思い、小さなことでもいいから何かを与えられるようになりたい、と思うようになりました。
今までは、スタッフに嫌われたくない、嫌われたら、シフトに入ってくれなくなる。そうすると、スタッフへの負担が大きくなり、またシフトに入ってくれなくなる、という悪循環が生じる。だからスタッフの顔色をうかがうような仕事ばかりで、とにかく期限を損なわないように最大限の注意を払っていました。
また、前職で「お客様の為に」と思い続けていた思いは消えて、何のために好きでもない飲食で、スタッフに嫌われないようにビクビク仕事をしなくてはならないのか。
そんな考えの中にとらわれて苦しんでいました。
要するに、
・この仕事での、先(理想の姿)が見えない・・・
・今の仕事をしているメリットが見つけられない・・・
・どう行動するのが正解なのかわからない・・・
と思い悩んでいました。
今は、全く考えは違います。
特別なきっかけがあったわけではありません。
前述したように、オーディオセミナーをきっかけにいろいろな人に出会って、様々な考えに触れたことが大きかったと思います。
セミナー、といいながら、その日は参加者は私のみで、私と、その講師のマンツーマンでした。
内容は何かを教えてもらう、というよりも、私の経歴、考えを話して、それに対しての意見や考えをもらう、いうなれば「お悩み相談会」のようなものでした。
私は、普段、できているかどうかはともかく人の話を聞くことに9割注力しているので、考えてみれば、ここまで自分の考えを誰かにさらけ出すのは初めてだったように思えます。
おそらく、それによって、自分の中の考えが改めて整理されたこと、それからその講師に、「重要なのは奪うことではなく、与えること。」「根幹を持って働くこと。辛くてもその先にあるものを見て働けば楽しめる。」「テクニックではなく、経験・人間力」
他にも様々なことを教わりましたが、そういった言葉をいただいたことが、自分の中で大きな刺激になったのかもしれません。
今は、それぞれ思い悩んでいた事々に対しての現段階での明確な答えを持って日々の業務に臨んでいます。
・この仕事での、先(理想の姿)が見えない・・・
仮でいいからつくる。人生残り30年近くあるなかで、絶対に変わらない不動の理想や目標ができることなんて早々ないんじゃないか、と考えました。
今まで、「理想がなきゃだめだ!」「もっと壮大な目標にしないと!」と考えては結局理想ができずに終わっていました。おそらく、著名人の本をたくさん読んできた影響で、そういう立派な目標を持つことこそが一つのルールみたいに思い込んでいたように思えます。今は、「仮、仮でもいいから目の前の小さな目標に向けて突き進んでみる」という風に考えています。不動の理想と考えても正直、私にはわかりません。でも、例えば、「自分の接客でお客様に笑顔になってもらいたい。」大小関わらず、これも立派な理想の姿だと思います。会社のトップになるとか、億万長者になるという理想は、正直自分にはつかみどころがなくて、逆にプレッシャーに押しつぶされそうになります。だから、今は、そういった小さな目標や理想を持って、日々、それに向かっていくことが大事なんじゃないかと考えるようになりました。しかし、そこで問題になってくるのが次のこと。
・その理想を達成するメリット(理由)が見いだせない。
考えが変わってしまって、正直、「お客様にスタッフに喜んでもらって、それが自分にとって何のメリットがあるというんだ?」
と考えるようにもなっていました。
それに対しては「メリットになるまで理由を広げてみる。」ということです。
どんな物事も、目先にメリットがなくても、掘り下げていけば必ず自分にもメリットがある、ということです。もちろん、見返りを求めてそれを成す、ということではありません。
例えば「自分の接客でお客様に笑顔になってもらう」ということは、それだけみると自分にはメリットがありません。その理由を広げてみます。
「自分の接客でお客様に笑顔になってもらう」
なぜ?
「そうするとそのお客様はまた来てくれるから」
なぜ?
「そうすると店が繁盛するから」
それに何のメリットがあるの?
「自分のレベルアップになるから」
だから何?
「そうやって上げた手腕は、今の仕事に限らず、仮に転職しても、あるいはプライベートでも役に立つから」
ちょっと極端かもしれませんが、どんな物事も突き詰めていけば必ず、どこかで自分のメリットにもつながっているのではないか、と考えるようになりました、。
もちろん、常に自分のメリットを考えて取り組むというわけではありません。
しかし、「相手の為」だけでは辛いことがあったりした時など、モチベーションを保ち続けるのが困難なこともあると思います。
そうした時に理由を広げてみて、もう一度自分を鼓舞することができるのではないか、と考えるようになりました。
そこで次の問題が浮かんできました
・でもどう行動するのが正解なのかわからない・・・
結論から言うと完全な持論ですが、「行動から気持ちは起きない。気持ちから行動が起きる。」という考えを持つようになりました。
和佐大輔さんも、「細かいテクニックは置いておいて、心から伝えたいものは価値がある。」と言っていました。
アドラーは人間が、行動を起こすのは何かの原因があったからではなくて、その行動を起こしたい、という目的があって、それに当てはまる原因を探し当てているだけだ
、と提唱していました。
私が、前職の時に営業のメンターとしていた加賀田晃さんは「相手に好かれるのは簡単。相手のことを『好き~!』と思いこむこと」と言っていました。
稲盛和夫さんも「手先が切れんばかりに思い切ること」と言っていました。
松下幸之助さんも「上に登りたい、という思いから階段や梯子ができた」(こっちはうろ覚えなので少し文脈が違うかもしれません。)と言っていました。
サトリさんから学んだことも含めて、今まで学んできたことはすべて「思いが現実を変える」ということに繋がっていました。
今までの人生の中で困ったときは本に頼っていました。
そこから細かいテクニックを使って、現実を変えようと四苦八苦していました。
もちろん、テクニックも重要ですが、それが、悪い面も自分にもたらしていました。
小手先の行動ばかりで現実を変えようとしていました。
仮でも、小さくてもいいから、理想の自分を作って、メリットがなければ動けないなら、メリットになるまで行動の理由を広げてみる。
その上でまずは、小手先の行動ではなく思い切ること。
行動は考えなくてもいいから、思うことから始める。
スタッフを大事だと思いきる。
お客様を大事だと思いきる。
本当に心の底から思い切る。
そうすると自然に行動が起きる。そうして起こる行動がその時の自分にとって一番正しいことなのではないか。
そう思うようになりました。
当然思っているだけではなく、行動しなければなりませんし、実際は行動の方が重要であることはわかっています。
ただ、小手先のテクニックに頼るのではなく、本当にこうしたい、という強い思いから自然に行動することが重要なのではないかと思うようになりました。
(後日投稿しようと考えていますが、本日受けたイグゼロさんのセミナーで「思考から行動へのタイムラグを短くする」ことがより重要だと思うようになりました。)
今は、「目の前のお客様に、一緒に働くスタッフに、小さくても、少しでも何かを与えらえるようになりたい」という思いの基で働いています。
今までは、目の前のお客様は、自分のイメージの中ではとても暗い表情をしていました。
今は、まずは目の前のお客様を「好きー。」と思うことから接客を始めています。
それだけでは保ち続けられないので、「目の前のお客様が満面の笑みになっている」姿をイメージしています。
「きっとこのお客様が満面の笑みになったらこんな感じなんだろうな」ということを考えながら接客していると、自分も笑顔になってきます。人の笑顔を見ていると自然と笑顔になるからだと思います。
たまにそうして自分の妄想で(笑)笑顔で接していると、お客様も(現実で)笑顔を返してくれます。そんな時が一番楽しいと思える瞬間です。
そうした接客を続けて、自分と接したお客様に、何かを与えらえるようになりたいと思います。
「笑顔をもらった。」
「元気をもらった。」
「接客の勉強になった。」
形はどうあれ、大小はどうあれ、目の前のお客様に何かをあたえてあげられれば、と考えています。
そしてスタッフに対して。
お客様同様にまずは「好きー。」と思うことから始めています。
見返りは求めません。
別に信頼されなくても、嫌われてても構いません。
それでもスタッフを心から好きだと思えるようになりたいです。
シフトが埋まらず、辛くて、「シフトを埋めるのが仕事じゃないのに・・・」と考えていました。
でもそうしていたのは自分でした。もちろん埋める努力はするけれど、埋まらなければそれはそれでいい。
大事なことはもっと他にある。
スタッフの幸せ、成長。
同じ職場で働いたからには、何か得てもらいたい、成長する手助けがしたい。
気持ちから行動が起きる。
と考えるようになったけど、人の気持ちは変えられない。
だからせめてスタッフが少しでも成長できる手助けがしたい。
今はそう考えています。
お客様のことも、スタッフのことも「好き」と思って、親しい友と思って接する。
ただ思うのではなく、思いきる。
そうして行動を起こす。
今は、そういったことが大事なのではないかと考えています。
前述した通り、こういった目標や理想は変わるかもしれませんが、仮に間違っていたとしても、その思想通りに進んで、間違ってたら起動修正する。
そうして進んでいこうと思っています。
訳あって、今は一人です。
彼女とは距離を置いています。
最初は少し辛かったのですが、今は落ち着いています。
「そういうのって両方を得るのは難しいのかなー。」なんて考えながら日々邁進しています。
長文駄文、大変失礼致しました。